眠たい動物たち、眠りにつく動物たちが次から次に出てきます。
お話が三話、そして詩が四編。
眠くて仕方がなかったうさぎさん、大きなあくびをしたら、なんと、一ぴきのはちが口の中に飛び込んできて、そのうえ、のどのところで寝てしまいました。うさぎは、眠ることができません。なんとかして、出そうとするその様子が、あまりにもけなげで、心が温かくなります。
ゆめみごこちなこうさぎは、仲間からネムネムリーと呼ばれていたのですが、みんなの役に立つある出来事が起こります。
読んでいると、時間がゆったりと流れていくようで、穏やかな気持ちになります。動物たちの寝ている姿はもちろんですが、その表情を見ているだけで、眠りに誘われそうです。