マーガレット・ワイズ・ブラウン文、ガース・ウィリアムズ絵という黄金コンビによる1948年の作品。
3つの短編と4つの詩・歌が納めらていて、おやすみなさいの絵本の決定版として、全米で親しまれてきたようです。
特に気に入ったのは、「ゆめみごこちな こうさぎ」という短編。
文章量もあるので、これだけで一冊の絵本として十分通用します。
おかあさんうさぎと、何と1100匹のこどもたちという設定で、主人公ノネムネムリー以外は、日中それは良く働きます。
その働く容姿が、実に人間ぽくって思わず笑えてしまいます。
でも、実はネムネムリーはただ単に日中何もしなかった訳ではなく、回りに注意を払っていたのです。
それが大きな危機を回避することに繋がるのですが、決して役に立たない者はいないということを考えさせられる絵本です。
この作品以外は、おやすみ前に読める短い作品になっていますので、いろいろ活用出来る絵本だと思います。