シンプル イズ ベスト。この絵本はまさにそんな感じでした。
まず、ペンギンが砂浜でお絵描きをしていると、その絵(タコ)が浮き上がって実物となり、そのタコがゾウの絵を描いていると、またそれが実物となり…。
メビウスの輪のように、巡り巡って、また元の状態に戻っていくお話です。(最後に描かれたペンギンの絵がペンギンになって、そのペンギンが「何を描こうかな」と、お絵書きをしようとするところで終わっています。)
高畠さんは、こういう絵本を描かれるとピカイチですね。
動物達の淡々と絵を描く姿や、その後の展開の奇想天外さがなんともいえず面白かったです。