『どろんこハリー』が大好きな息子と、同じ作者コンビのデビュー作と知って読んだ絵本です。ハリーとはまた違った味わいの、素敵な絵本でした。
いろいろな季節の中で「ふってくるもの」と「おちてくる」ものが、美しい文章とやさしい絵で描かれます。雨や雪はもちろん、花びらや木の葉や木の実、噴水の水も「おちてくる」もの。夜には星もふってきます。
そして、朝起きた子供は、お父さんが受け止めてくれるので落ちないという終わり方もやさしい。
日々のあたりまえの生活がとても新鮮に感じられ、読みながら私の方が癒されました。雨の日などに、家の中でゆったりと読むのにピッタリの絵本だと思います。