「どろんこハリー」で有名なコンビの新作か?!と思ったらデビュー作なんですってね!(でも、日本語訳は今年出たばかりの新作ですよね?!)
「ハリー」や「はちうえはぼくにまかせて」のように、ストーリーがあるわけではなく、空から落ちてくるものや、降ってくるものに焦点を当てた、詩画集のような絵本です。
「くんちゃん」シリーズを訳された、まさきるりこさんの、きれいで優しい響きの日本語が、耳に心地よいです。
そして、絵がすごくいいです♪
子どもも大人も動物も・・・いきいきと描かれていて、本当に楽しそうです。
花瓶に生けた花が、カラカラに乾いて散る時、今までは「もう終わりか〜」と、儚く思っていたのですが、こんな見方をすれば楽しげですね。落ち葉なんかもそうです。
砂で作った立派なお城が崩れるシーンは、「もったいない!」と長男がため息をついてました(彼は何かを作るのがすごく好きで、熱中するタイプです)が、またすぐ別のお城を作る、子どもたちのたくましさを見習いたいですね。
そして、なんと言ってもラストの幸せなシーンが心地よく、ほんわかあったかい気持ちになれる絵本です♪