「わたしの名前ね、どうしてさくら子になったの?」
名前の由来となったさくらは、台風に倒れた栗の木と そのうろから芽吹いて育ったさくらの「みごも栗」でした。
数年後、「みごも栗」の下で自分の出生について知るさくら子。
「わたしも大きくなって、あんなにやさしい花をさかせたいな」と思うさくら子の素直な心、さくら子を慈しんで育てた両親の愛が胸にじーんとひびくお話でした。読んだ後は、さわやかで、あたたかい感じです。
息子は今ひとつピンとこないような感じでしたが、娘はそっと寄り添ってきました。さくら子と同じくらいの娘には感じるものがあったみたいです。