『えんそくバス』の「バス」と、この表紙のおにぎりの上を走っているバスのなんともいえないかわいらしい感じの絵にひかれて、こよなく乗物を愛するうちの3歳の息子にどうかな?と手に取った絵本です。
これが、私が、はじめて手にした中川ひろたかさんと村上康成さんのコンビで書かれた絵本でした。
この絵本が、とても好きになって、その後、2人のコンビで書かれた絵本、たくさん読んだけど、どれもいいなぁ〜。
どれも字は少ない。でも、絵とよくマッチしていて、とても楽しく読める絵本ばかりですね。
この『えんそくバス』のお話も、ストーリー自体は、特別なものではありません。
幼稚園の子供たちが、バス遠足に出かけるんですね。ところが、楽しみで夜なかなか寝付けなかった園長先生は、寝坊してしまって、おいていかれてしまう。
その間に、子供たちは、バスにのり、右に揺られ、左に揺られ、がたがた道を走り、公園に到着。
そこで遊んでいるときに、園長先生がやってくる。でも、寝坊してしまった園長先生は、お弁当が作れなかったんですね。
みんなに、たまごやき、ウィンナーなど、お弁当を少しずつわけてもらって、たのしく食べる、というお話です。
バスで、右に揺られ、左に揺られ、がたがた道を走る様子が、うちの子は気にいっているみたい。
あと、ついた先の公園が実に楽しそうなんだよねぇ。
長い長い長い長いすべり台があるの。このページには、文章はついていないのだけれど、しゅわ〜ん、しゅーーーーって勝手に音をつけて読んでやると、うちの子は、とても喜びます。こんな公園に行ってみたいって。
この園長先生は、「ようこそうみへ」「よーいどん!」他の絵本にも登場するのだけれど、とても愛嬌があって、愛すべきキャラクターです。