捨て子の女の子を拾って、食べようとしたおおかみのじろきち。
牛のまんさくとっつぁんに「大きく育ってから食ったほうが得だ」と言われ、女の子を大きく育てることに・・・。
その育て方が、すごいな〜と思いました。
自分が後々食べるためだったら、そんなにまでしなくてもいいのでは・・・というくらい手をかけているのです。
そして、3年後。食べるものが少なくなり、まんさくとっつぁんは言うのです。「すっかり大きくなって、そろそろ食べごろだ」
おおかみのじろきち、自分の育てた女の子に情が移ってしまったんでしょうね。
なんか、ほわんと心が温かくなるお話です。