誕生日にもらいました。本屋にいってひとつひとつ手にとって読んでみて「これや!!」と思ったそうです。
実はこの本、何年か前図書館で借りて読んだ時、おもわずうるうるきてしまった本なんです。こんな形でまた手に取れるなんて感激!
戦争で食べるものがなくなり、町から村の山に引越してきた一家の話です。お百姓仕事をしたことのないとうちゃんは村の衆に教えてもらいながら畑をつくり子どもたちのお腹を満たしてやることができました。ところが高台に家があるため水を引くことができず、お米をつくることができません。
およめいりの朝、自分の家で取れたお米のお赤飯を食べるという風習があるのに、それがかなえてあげられず、長女は嫁いでいきます。そんなとうちゃんが考えたことは、水を引くトンネルをほること!
この話は筆者が幼い頃経験したそのままの話だそうです。
とうちゃんの気持ち、それを形にした筆者の気持ち、どれも心に響きます。