我が家の絵本タイムは、いつも寝る前です。
一日怒りまくってしまって私も娘もそれぞれに嫌な気分。でも読み聞かせがなければ眠れない娘は、今日も当たり前のようにリクエスト。ちょっぴり気分がのらない私。
だけどこの本を、最初は早口で感情もこめず読んでいるうちに、気付くとほんわかゆったり絵を楽しみながらになっています。おしまいと閉じる頃には、すっかり優しい気持ちに。
スーザも思いやりのある子で、周りのじいちゃんばあちゃんとの触れあいもさることながら、そんなスーザという子を包み込んであげるマリアおばさんもあったか。
また異国情緒たっぷり、スペインの街並や田舎の様子がとても楽しくて、ジ〜ッと見入っては遊びを見つけてしまってさらに楽しい気分になることうけあい。
娘はというと、複数のおつかいをこなしていくスーザになりきって、「あー、私は白い布を忘れるとこやったぁ」と茶々を入れたり、「ちゃちゃーと走って街まで行けたら(帰りが遅くならなくて)いいのに」なんて残念がっています。
一秒たりともジッとしていない娘が、読み始めると停止。スッと物語に吸い込まれていきました。
スーザがトマトを好むわけなど、きっと他の話に出てくるのでしょうね。シリーズ全部を読みたい衝動に駆られます。