こざるのモンちゃんが自転車をこぎながら
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんに会いに行くんだよ♪
と歌うと、動物たちから、そんなこと無い、とからかわれます。
もちろんそうなんですが、モンちゃんが行った先は
おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんが植えた木。
なるほど、納得です。
それだけでも、命のつながりをさりげなく体感できるのですが、
モンちゃんは、自分の子どもの子どもに思いを馳せます。
「元気で何より」の台詞も、奥が深いです。
少し哲学的な展開です。
村上康成さんの絵が、意外にシンプルな色鉛筆使いで、
色も3色がそっと使われているだけで、お話に寄り添っています。
そっと、祖先や子孫について教えてあげたい時にいいかもしれませんね。