2歳の息子はスモールさんが大好きです。シリーズの本をベッドの脇に並べて喜んだりしています。飛行機が好きな息子は、なかでもこの絵本を手にすることが多いです。
このシリーズの見どころは、ものごとの手順をひとつひとつ順番通りきちんと描いているところだと思います。とくにこちらは、パイロットのスモールさんが自分のちいさい飛行機を格納庫から出して点検するところから始まり、空を飛んで無事着陸して飛行場をあとにするまでが、途中を省略することなく丁寧に描かれています。詳しいがゆえ、専門用語がたくさん出て難しく感じることもあるのですが、息子は分からなくても気にせず、絵をじっと見ながら聞き入っています。順を追って進むので納得できるようです。
それにしても、ハプニングがあっても大騒ぎせず、淡々と対処するスモールさんって本当に頼もしいです。そしていつもやさしい笑顔を絶やさない。非の打ち所がないですね。