アンデルセン生誕百年記念の復刊。世に言う親指姫です。
以前、図書館で借りて読みました。姫好きの娘には、こちらがねを上げるほど繰り返させられたものです。というのも、本来のアンデルセンのお話に近いので、長いのです。
読む親泣かせです。
遥かに遠くまで続く刈かぶの畑のなかのちいちゃんのはかないこと絵には心打たれます。
もぐらの家にお嫁に行くとき、着るドレスは蜘蛛の糸をつむいでちいちゃん自身が作っていたこと、花の妖精の女王になったときつけた羽は蝿の羽だったことなど、だいぶ知らないこともありました。
親もお話の世界にどっぷりつかれます。