今をときめく「リリー・フランキー」の絵本。
ドラマ・映画・舞台にまでなった「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の作者です。
母と子の感動的な自伝小説を書いた「リリー・フランキー」。
イラストレーターなだけあり、彼の絵はとてもポップで力強い。
とあるおでんやの屋台のおでんの鍋。なんとそのお鍋の世界が舞台のお話。
もち巾着にたまご・だいこん・こんにゃくなど、おでんの具がひとりひとり個性豊かな登場人物?となりくり広げるシュールな世界。
NHKでアニメ化されており、私もアニメから入ったので、読み聞かせの時は、思いっきり物真似で読んでおります。
この絵本のお話は、思い病で苦しんでいる人の身体の中へ入り、おでん村の仲間で病気をやっつけるお話。
さりげなく生と死にふれ、また人それぞれの夢にふれ・・・
主人公のおでんくんは、いつも遠い所にいるお母さんのことを思っています。
これは作者本人の気持ちなのかなぁと、小説の内容とも重なり、想像しています。