娘が選んだ子の絵本は、まさに我が家の猫ちゃんと産まれた頃の娘の姿。今までママのお膝を独り占めしていた我が家の猫ちゃん。夜、眠る時はママに抱かれて眠っていた我が家の猫ちゃん。
突然やってきた小さな娘にすべてを取られ、寂しい顔をしていた我が家の猫ちゃんそのものが、絵本となったようなお話でした。
娘には、「この猫ちゃんは我が家の猫ちゃんね。これの赤ちゃんはあなた。これはママだと思って聞いてね。」と配役を自分の家族に見立てて聞いていただきました。
「猫ちゃん寂しかったんだね。」と思いやりの心を見せてくれた娘に「わかってくれてありがとう。」と思わず抱きしめてしまいました。
我が家は、実際の猫ちゃんと娘に置き換えましたが、これから二人目が産まれてくるお母さん。すでに寂しい思いをしているお兄ちゃんお姉ちゃんがいるお母さんに読んでいただきたい絵本でもあります。
子育てにイライラして、上の子が寂しい思いをしていないか忘れてしまわないように。
親子で読む、暖かい絵本だと思います。