まさにアンソニー・ブラウンならではの一冊です。
ママに頼ってばかりの男性陣に対して、いつも頑張っている
ママの背景・表情は暗くて心を投影しています。
こんな家庭は、良くある話で私も身につまされるところがあ
ってぎっくりします。
そして、限界の頂点に達したとき、ママは出て行ってしまい
残された男性陣は、何も出来ず段々と豚に変わっていきま
す。
家中が豚小屋状況になったときに、ママが帰ってきてくれま
す。
その後の男性陣の変わりようも良いのですが、やっぱりママ
の表情が明るくなっていく様が心を打ちます。
子供は、アンソニーの絵が大好きで、とくにこの本にあちら
こちらにでてくる隠絵も含めた豚の絵がお気に入りです。
ママは、大いに共感できるでしょうし、パパにも良い教訓を
与えてくれる本です。
一家に一冊欲しい本です。