私はこういう感じの絵があまり好みではないのですが、このいたずらかいじゅうシリーズは面白いので、子供が大好きです。
このお話は初めて読んだのですが、意外にもはまりました。
赤ちゃんが生まれて、みんなが赤ちゃんばかりに気を向けるのでお姉ちゃんが面白くないというありきたりの展開かなと思ったら、それがなかなか面白い。
かいじゅう界では、いい子じゃなくて悪い子が評価されるという価値観が何ともいえずいい。
そして、お姉ちゃんが世界一の悪をたくらみます。
そして最後のオチはとてもうけました。
何しろ、赤ちゃんは「わるい赤ちゃんコンテスト」で優勝するほどの実力なのですから。
わるいわるいといいながら、邪悪なところはなく、最後もまるくおさめている作者の力量に脱帽な感じでした。
子供はみんな楽しめる内容だと思いますので、お勧めです。