川も泉もない森では蜂蜜は貴重でした。そこでいのししのおじさんが倒れていて、貴重な蜂蜜水をあげました。すると不思議な種をくれて、その種は実は。。。。という話です。
昔からの民話とか神話の影がちょっと匂う話ですね。貧乏な村に、漂流神(もしくは仏の化身)が粗末な身なりでやってくる。村人は自分たちの食べ物にもこまるありさまなのに、食事をあげる。そのかわり漂流神(もしくは仏の化身)が村に福を与え、その村は幸せに暮らしたという話です。またこのはちみつだいすきの中には書かれていなかったけど、裕福な村が滅びる話も逆ヴァージョンであるのですが、子供用絵本としてえぐいので書かれなかったのでしょうね。
物語の流れの定番を踏んでいるだけあってこの物語は安心感がありますね。