娘が図書館で見つけ、夢中になってしまい、ついに購入した(させられた?)本です。いつも「早くしなさい」と言われていて、彼女は癒しを求めたのかしら?
お花の匂いをゆっくりかいでいたら、あっというまに花が散ってしまうあたりの時間感覚は、なかなかいいなと思いました。ただ、長い橋を渡っている間に、いつもすれ違うクマが大人になってしまうあたりからは、いくら何でも、そりゃないでしょう?という感じがしてきてしまいました。
私には、この本の終わり方は、あまりスッキリしません。ゆっくりの先には何があるのでしょう?…こう考えてしまうあたりが、世知辛い世の中に生きている証拠かな?
でも娘はそれなりに気に入っている様子で、今度は同じ作者の「ひるねむし」が読みたいとせがんでおります。さて、どうしましょう?