美術の遊園地シリーズ。
作者のビナード氏は、大学の卒論の際、日本語に出会い、以来魅了されて来日。日本語での詩集や翻訳などを手がけてきた方だそうです。
今回の作品では、名画を集め、そこに彼の感想(?)ともいえる詩的な文章を入れて、紹介してくれています。
ざっと紀元前4000年頃描かれたアルジェリアの壁画から、日本の水墨画(?だと思います)やら、有名どころのゴヤやモネ、ミレーなども載っています。
子供向きの絵本ではありませんが、名画とビナード氏の独創的詩的な文章は、なかなか見応え、読み応えがある絵本でした。