子どもが4才の時、ぺしょぺしょ読んで〜と言って持ってきました。この本に登場するはりねずみがよく、ぺしょぺしょっと舌をならすのです。それがとても楽しいらしくて自分ぺしょぺしょっと言って笑っていました。とても色彩が美しい本で、特に二人の主人公のとぼけた愛らしさが、子どもに本を読みながらも自分も心がほっかりと温まってくるのを感じていました。この本は3冊になっていて「なんにもしない いちにち」「たんじょうびの やくそく」
とありますが3冊目に入っている、「たび」とか「ゆきの ひかり」とか、いちばん渋いお話を逆に子どもが好きだったのには驚きました。
今でも、大人が疲れた時に開けてみたくなる本です。