心温まるお話です。
新しい校長先生はひとくせありそうですが、子どもの心を持っていて、
子ども達と不思議な関係をつくっていきます。
管理や統制ばかりの世の中で、きっと今の学校の現場も管理・統制が先行しているのだと思いますが、
この絵本のお話は、大事な大人と子どもの心の触れ合いを思い出させてくれます。
こんな校長先生がいたらいいなぁ
こんな自然豊かな学校に通えたらいいなぁと思います。
と同時に、
子どもはいつも遊びたいと思っているもの(たとえどんなに痛い目にあっても)、
子どもはいつも、自分達をわかってくれる大人をもとめているもの、
ということを思い出させてくれます。
子どもの遊びにかけるパワーのすごさ、
それを引き出す校長先生のすばらしさ、
そして子どもは理解してくれる大人に出会えた時、こんなにも素敵なエネルギーを出すのだということ、
かつて子どもだった頃の自分の感情も思い出し、胸があつくなりました。
遊びを通して大人と子どもは本当に心を繋げられるのですね。
「理解しているよ」という、大人から子どもへの一方的な声掛けより、どんなに力強い交流でしょうか。
自分も忙しい忙しいとばかり言っていないで、たまには子ども達と遊ばないとな・・・
いえ、自分の心の中にまだいる子どもの自分を呼び起こして、子ども達と心から一緒に遊びたいなと思いました。