大好きなじいじが死んでしまい、おばけになって帰ってきます。
なにか忘れ物をしたから天国にいけないんだとわかり、今までのことを思い出します。
じいじの今までの、温かく、愛にあふれた人生を追っていくうちに、胸が熱くなってきました。
そして、じいじが忘れていたことが「一番大事な、孫のエリックにさよならをいうのを忘れていた」というところで涙腺崩壊……
じいじの言葉は、胸に響きます。
「子どもは行儀よくしなくちゃならないが、しすぎることはないぞ。それから、いつもでなくてもいいから、じいじのこと、思い出してくれ。じいじも、お前のことを忘れないよ」
きっと、死者は、じいじのように、「忘れないで」という気持ちを残しながら、旅立っていくのだと思います。
じいじの言葉の重みを噛み締めながら、涙が止まりませんでした。