ふつうに生活している少年が、突然現れたふつうではない先生の強烈な授業で意識革命。
「ふつうに」を連呼されると、この少年が子供らしくないと思ってしまうのですが、ありふれた日常に子どもも組み込まれてしまって、きらめきや感動を感じなくなってしまったんだなと心配になってしまうのですが、この本はそれだけ新任の先生が強烈だったことを描いているのですね。
子どもの中の「想定外」はとても新鮮に響きます。
夢までが「ふつう」ではなくなってしまうのですから。
大人にとって何でもないことが、子どもにはとてもエキサイティングなのです。
子どもにとって「ふつう」なんてアリエナイと思っていたのですが、私自身も刺激を受けました。
ちいさいころから子どもの意識構造をマンネリ化させてはいけないですよね。
ふつうを語る絵がセピア調なのがとても気になりました。