戦争という負の産物は、子供の世界にまで暗雲を立ち込めてしまう許しがたい出来事です
今まで仲良く遊んでいた友達が、翌日から知らんふりしなければならない理由なんて子供には通用しないはず
それを身勝手な大人の都合で、子供の心は不信感でつぶれてしまいます
作者は自身の体験をこの絵本に託した思いを、再びひでちゃんに会える日が来ることを願ってと後書きに書いています
昨今の戦争になりかねない火種が起きたりしても、我関せずの日本人の平和ボケが時々情けなくなってしまいます
平和がどんなに尊いものなのか、この絵本を通して少しでも広がってほしいと願います