うさぎさんが小さないすを作って、野原の木の下に置いた。
そのそばに「どうぞのいす」と書いた立て札も立てた。
あるひ、ろばさんがどんぐりの入ったかごをおいて、昼寝をしているうちに・・・。
「どうぞ」の立て札のそばにどんぐり。次にきたくまさんは全部食べてしまう。
でも、後から来た人のためにとハチミツを置いて帰る。
ろばさんが寝ている間に、つぎからつぎへと動物達が来て、食べては代わりのものを置いていく。
目を覚ましたろばさんは・・。
秋色いっぱいで、秋にはぴったり。
動物達のちょっとした心遣いがかわいく、幸せな気分にさせてくる温かい絵本です。