私がこの本を手にしたのは長女がうまれて間もない頃。
絵本を読んであげたいけど、いったい何から読もうか・・・?
そんな時期です。
私は書店で絵本を選び始めると、
いろいろ読み比べて、1時間くらい真剣に考えてしまいます。
背表紙がずらりと並んだ絵本売り場は大抵、
新米パパが子供にぴったりの絵本を見つけるには不親切だからです。
「幸せの絵本」はそんな新米パパにとって、すばらしい参考書になりました。
まず第一に、絵の雰囲気が一目で分かるというのが嬉しいです。
本書では見開き1ページを使って、
絵本の1ページをカラーで見せてくれます。
新米パパは背表紙でタイトルを確認し、
書店の棚から抜き出し、
好みの絵じゃないからとまた戻す・・。
この作業を結構やるんです。
第二に、絵本の分類の仕方が素敵です。
「親子の絆を確かめ合う幸せ」にはじまり、
「〜幸せ」というくくりがなんと15もあります。
それぞれで紹介される絵本の合計はなんと100!
どんな絵本を読んであげたいという漠然としたプランしかもっていない新米パパにとって、
このバリエーションの豊富さは、
絵本の奥深さ・魅力を認識する上でとてもインパクトがあります。
第三に、読者の生の声。
子供に読み聞かせた経験の少ない新米パパにとって、
読者の声はまさに胸躍る内容です!
早く絵本の効能を確かめたくなることは間違いありません。
絵本を読むことが子供にとっても親子関係にとってもプラスになることは、
パパの共通認識。
でも絵本の奥深さや魅力を理解するのって、
きっかけが必要かもしれません。
本書はそのきっかけになり得ます。
私は子供が寝る前に抱きしめることを習慣にしています。
通称「ぎゅっ」。
この素敵な習慣は、本書で1番はじめに紹介されている絵本「ぎゅっ」を読んでからスタートしたもの。
絵本はこんな具合に大きなパワーを持っています。
その気付きを与えてくれた本書に感謝します!