ママにいっぱいしかられたから、サンタさんがこないかもしれないと不安に思うぼく。
サンタさんを知らないよるくまに、自分が代わりにサンタさんになって何かプレゼントしてあげようとする優しいぼく。
おかあさんに抱っこしてもらうよるくまをみて「よるくまはまだちいさいからいっぱいだっこしてもらえていいな」とつぶやくぼく。
いじらしくてとってもかわいいです。
「悪い子にはサンタさんこないかもよ〜」という脅し文句、ついつい使ってしまいそうになるのですが、子供はこんな不安な気持ちなのか・・・と思うと反省してしまいます。
お話としては、「よるくま」よりも少し難しい印象です。
ぼくの小さい頃の回想シーンのような部分があるので、そのあたりが少し難しいかな。
大人は読むととってもジーンとします。
でも、息子は難しいなんて感じることなく、十分楽しんでいるようです。
ラストにベッドに眠るぼくのところに、プレゼントを置く手が描かれています。
これは恐らくお母さんの手で、少し大きいお子さんで「サンタさんは誰?」と考えるようなお年頃だとちょっとひっかかるかもしれません。
そこは大人がうまく誤魔化して下さい(笑)
もちろん3歳の息子はそんなところに疑問をもつことなく、「ぷれぜんともらえてよかったね〜」とよろこんでいます。
優しくてかわいくてとても心温まるよるくまシリーズ。
もっと他のシリーズも出てくれるとうれしいなぁ。