この絵本を読んで、字が読めないことで、ここまで当の本人は追い詰められるのかと
改めて知らされました。そして、字が読めることの喜びも教えてもらったような気がします。
先日、モンテカルロ・テレビ祭で俳優:渡辺謙さんが出演の単発のTVドラマ「塀の中の
中学校」が賞を取りましたが、その中の渡辺謙さんの役が、LDではないけれど諸事情から
学校に行くことが出来ず、字が読めなくて周りからさんざん長年にわたって馬鹿にされた結果、
その馬鹿にした人を殺してしまったという役でした。
本当に、その当人の性格によって、自分自身を攻める人・相手に攻撃的になる人と分かれる
のでしょうね。トリシャがフォルカー先生に救われて本当によかったです。
少なくとも大人は、学習障害について早く気付いてあげないといけないと、しみじみと
思いました。