表紙の絵が素敵だったので、タイトルと絵にちょっと違和感を感じたのですが、図書館から借りてきました。私が、ナイチンゲールという鳥がいることを知らなかっただけでした。ナイチンゲールがうたうと皇帝の目に涙がうかび、頬をつたって流れ落ちるほどに心の底から感動したうたをうたう鳥でした。皇帝がおもい病気にかかっているのを知って、とんできて美しい歌声を聞かせてくれました。死神までが、その美しい歌声に感動して「小さな鳥よ、もっとうたってくれ」と言って、去ってくれたのが、よかったです。ナイチンゲールに、ご褒美がなにがいいと尋ねると、「はじめて私の歌をきいたときに、目に涙をうかべてくれたので、もうそれ以上のご褒美はありません」にも、感動しました。私は、大田大八さんの絵がとても素敵なので、読みながら手を休めて魅入ってました。