絵は、前衛画家として初めて紫綬褒章を受章している元永 定正さんの作。
三重県上野市生まれで、忍者の子孫とのこと。
文は、レオ・レオニ、ジョン・バーニンガム、イアン・フォルコナー等の訳で知られる谷川 俊太郎さんの作。
今回一寸調べてみて驚いたのは、岸田 衿子さん、佐野 洋子さんとも谷川 俊太郎さんと結婚したことがあるということ。
岸田 衿子さんと言えば、その妹が女優の岸田 今日子さんで、「かばくん」が有名です。
佐野 洋子さんと言えば、やはり「100万回生きたねこ」
背景だけ見るとそれだけで凄い作品です。
それにしても、元永 定正さんは、1922年生まれですから、御年89歳。
その新刊ですから、本当に尊敬に値します。
例によって、ストーリー性はあまりありません。
今回は、噴出しが人の会話を象徴しているもの。
その元永さんの絵に、谷川さんが少し文を加えた程度。
噴出しが、人の会話ということをイメージできるか一寸分かりませんが、この動きは、子供の心に響くものだと思います。
2歳前後のお子さん向けの絵本としてオススメします。