「ムーミンのおはなしえほん」シリーズ。
ムーミンの作者として有名なトーベ・ヤンソンの末弟がラルス、という訳ですね。
私はアニメシリーズでしか知らないので、美しい絵本で読めることに感謝です。
『MOOMIN AND THE WINTER SNOW』が原題。
ムーミン谷のムーミントロールは、目覚めから憂鬱な感じです。
それもそのはず、冬が近づいて、冬眠が近いからなんですね。
おまけに大好きなスナフキンも、南に旅立ってしまうのですから。
家族の慰めも効かなかったのですが、スナフキンの置き土産でやっと
人心地つくのですね。
さよならの言葉、「チェーリオ!」が新鮮な響きです。
しかも、必ず春に戻ってくるスナフキンの存在感がうれしいです。
北欧ならではの、深い雪の情景に込められた思いが伝わってきます。
なかなか深いストーリーです。
やはり小学生くらいから、しみじみ味わってほしいです。