牡鹿半島をボランティアで訪れた時、ここにも日常があったのだとがれきの山をみて思いました。
津波の映像を何度も見て、大自然の恐ろしさに身も震えました。
避難所生活を見て、とても可哀想に思いながら、どこか他人事にしている自分も感じました。
多くの人たちが家族を失ったけれど、春が来ればがれきの中にもタンポポが咲くのです。
当たり前のことだけれど、多くのものを乗り越えていかなければいけない。
笑顔も悲しみもない交ぜにした顔。
タンポポのようにたくましく生きていかなければいけない。
心のがれきに少しでもタンポポが多く咲くように。
経験した人でなければかけない絵本ですよね。
そして、忘れてはいけないことがしっかりと刻まれている絵本です。