ゆらゆら君とまっすぐ君、正反対の個性のふたりがそれぞれの正反対な部分に憧れたり、自分の個性に思い悩んだりしています。個性とは素晴らしいもので、誰ひとり同じ人間なんていないのに、ちょっとした違いに思い悩んだりすることはきっと人生の中で幾度となく、あることでしょう。そんな時に、自分は自分で良いのだという肯定感がある人とない人とでは、思い悩む度合いや幸福感が違ってくるので、ゆらゆら君とまっすぐ君が見つけた池のように元気チャージができるものをこども達にも見つけてほしいし、また自分がこの話の中の池のような存在でありたい。幼児に読み聞かせたが、思春期の友達との関係や自分について深く考えるようになった年齢のこどもにオススメの一冊。