甥っ子のお下がりでもらってきた本。
ずっといわゆる昔話の絵本を探していたのだけれど、内容・挿絵ともに満足のいくものをそろえるのは大変だなあと思っていました。
その点この本は、1冊の中に、かぐやひめ、ももたろう、つるのおんがえし、さるかにがっせん、はなさかじいさん、したきりすずめ、うらしまたろう、かちかちやま、いっすんぼうし、かさじぞうの10篇が収められています。
しかも文章は立原えりか他、挿絵は長新太、末吉暁子、黒井健他と、執筆陣もそうそうたる顔ぶれ。
ずいぶんお得な一冊だと思います。
子供向けの妙な脚色や言い回しがないところも気に入りました。
娘はすっかり昔話のとりこになってしまい、特に「さるかにがっせん」「かちかちやま」「いっすんぼうし」を何度も何度も読まされています。
「2歳から…」とありますが、内容的には4歳の娘にもまだちょっと難しいかもというところもあるレベルなので、まだまだ長く楽しめそうです。
「世界の名作」のほうもいっしょにもらってきましたが、娘の好みにあったのは日本編だったようです。