修学旅行で広島原爆ドームに行き、
全校生の折った折鶴を持っていった長男が
一心に読んでいます。
作者は意外なことにカナダ出身、この絵本の原作となる
『サダコと千羽鶴』を書いた作家です。
創作も若干入っているので若干違和感はありますが、
作者の祈りが静かに届けられる絵本になっています。
佐々木サダコさんは赤ちゃんで被爆したものの、
平和な戦後の学生生活を送っています。
中学校のリレーの選手になる夢いっぱいのサダコさんに
突然めまいが襲い、やがて入院。
親友の勧めで折り始めた折鶴が千羽になる前に・・・。
折鶴という身近な素材から原爆に想いを寄せることができます。