仕事柄、図書館に関するお話には興味があるのですが、この本は図書館というよりもサムの作家デビューのお話です。
図書館に住む本好きのねずみのサムは、いろいろな本を読んで、とうとう自分で本を作ることにしました。
次々に作られた本は、図書館の書架に並べれて、図書館の職員や子どもたちの人気を集めます。
そして、「書いた人に会いたい」とのお手紙まで受け取ってしまいます。
私が感心したのは、お手紙に対してサムがとった行動。
人前に出たくないサム。
ねずみだと知れたらどうなるだろう。
サムはそんな難問を素晴らしい機転で解決します。
それもまた子どもたちにとって、とても嬉しいことでした。
仕事柄、どうしたら図書館の利用者が増えるのだろうと考える私に、とても素晴らしいヒントをくれました。
利用者が喜ぶことを考えなければね。
仕事柄、絵本の中に描かれた本にも興味があるのですが、外国の絵本だから相当苦労したことが感じられます。
大半が洋書のはずですが、日本語タイトルがチラホラ。
全部日本語にしたら、別の本になっちゃうかもしれませんね。