表紙の鬼は、なんとも憎めない出で立ち。
中身が気になって仕方なかったのですが、やっぱり憎めない鬼たちでした。
おにぎりが大好きな鬼たち。
人間のために美味しいおにぎりを作った鬼たち。
それを人間に食べてほしい鬼たち。
でも逃げられてしまう鬼たち。
考え方によっては、結構深いのかしら。
人間の先入観の浅はかさは感じちゃいます。
だけど、そこで問題視して終わるだけではなく、愛らしい鬼たちのキャラクターがしっかりとカバーして、盛り上げて、最後は人間たちと打ち解けて終わります。
この鬼たちの努力とか気持ちを汲み取れると、一層おもしろいと思うので、読むなら5〜6歳以上がいいかもしれません。
とっても楽しい絵本で、これを読むと、やっぱりおにぎりが食べたくなっちゃいますよ(^^)