かがくのとも復刻版のうちの1冊として、手に取りました。
緑の爽やかさが印象的な4月から始まって、夏になり秋になり・・・
1本の木を中心に、四季の移り変わりを、丁寧に描いています。
季節が変わり、動物や虫が入れ替わりたちかわり現れても
そこのその木があるということだけは、ずっと変わらない安心感です。
岸田衿子さんの、詩的でリズムのいい文章が優しいです。
1ページ目に「4月」から始まって、最後は「2月」で終わっているので、
あれ?3月は・・・?と思ったら、表紙!
ただの「3月号」と思って見過ごしていました。
表紙まで含めてストーリーになっていたのですね。
ちなみに、気付いたのは長男です。
読むときどきの季節に合わせて、丸ごと楽しみたい1冊です。