『精霊の守り人』の2作目。
主人公の、女用心棒バルサが過去と向き合う旅をします。
舞台は、バルサの故郷、カンバル王国。
地形、人びとの生活、政治の仕組み、種族、動物(と言って良いのかな)などが、リアルに描かれ、前作同様、このシリーズの世界に否応なく引き込まれます。
故郷に戻ったバルサを待ち構えていたのは、バルサが国を追われる事になるきっかけとなった出来事をも含んだ、巨大な陰謀。
その陰謀をめぐる争いに、運命的に巻き込まれながら、バルサが行き着いた先とは?
読み終わった後、涙が止まらず、しばらく動けませんでした。
幼年、少年、青年、中年・・・生きた年月ごとに、違った感想を持つだろうと思いました。
上橋 菜穂子さん、すごいです。