「守り人シリーズ」6作目。
『神の守り人』の下巻です。
絶大な神の力を宿した、幼いアスラと、アスラを守るバルサ。
二人を取り巻いて交錯する、さまざまな思惑。
上巻<来訪編>で登場した、多くの登場人物が、より深く描かれ、物語はダイナミックに結末へと突き進みます。
何を選ぶのか、選ばないのか。
何を正義と感じるのか。
何を大切だと感じるのか。
自分の立ちたい場所は、どこなのか。
読んでいて辛い場面もありますが、それと同じぐらい、涙がでるほど暖かい場面があります。
多くの人に狙われ、守られ、最後にアスラが出した答えとは?
今回も、読んだ後、しばらく動けませんでした。
物語は、最終章、『天と地の守り人』に続いていきます。