我が家では、怖い話ということで通っています。
前半は、フライラとフライラを慕っているような小さな丸いひょうたんが戯れているのがかわいらしく、ほのぼの感が漂っているのですが、後半はガラリと変わります。
小さなかわいい友達と思っていたものが、急に敵意むき出しで追いかけてくる恐怖。これほど怖いものってありません。
フライラは自分を愛してくれる者に守られて、救い出されますが、読者には愛の力より、ひょうたんの迫力が勝り、「あ〜怖かった〜」とぐったりとくたびれ果ててしまうのです。
小さくてまん丸いひょうたんなのに、こんなに怖いキャラクターは久しぶりでした。