表紙の空を見上げるせつない表情のくまさんが気になって読みました。
新しい友達ができるまでのストーリーでした。
引っ越したばかりでひとりぼっちのくまくん。雪の日が続くなか、雪だるまを作って遊んでいると次の日雪だるまが増えていました。誰か同じように作ってくれていたのです。誰が作ってくれたのかわからないまま、雪はある日溶けてしまいます。しかし、それがきっかけで同じように溶けた雪だるまを見てさみしそうにしている子を発見、ついにお友達を見つけます。
冬の美しい情景とくまさんのさみしそうな心情が見事にマッチしていて、とっても美しく心に響きます。