我が家にある3このプラスチックのコップ。「赤」「青」「白」と3色あります。3人の子供の間では色が決まっています。どの色でも同じじゃないかと大人は思います。でも子供は自分の中で決めているんですね。この本を読んで子供の気持ちが良くわかりました。「好きな色のコップで飲むとジュースが美味しく感じられるんだ」って。
そんな感じでこの本の主人公の女の子は「あか」が大好きなのです。そして大好きな理由はいろいろあります。
2年生に読み聞かせをしました。意外にも子供達はこの主人公には共感せず、「エー赤なんていやだ〜」とか、「水色がいい〜」なんて声が聞こえてきて賑やかな読み聞かせになりました。でも、こんな反応もありかなと思います。たまたま本の主人公は「あか」が好きだけれど、好きな色は人それぞれ。読み聞かせが終わってからも「黒がすき」「緑!」「わかんない」「おばちゃんは何色が好きなの?」など色の話で子供達と楽しいコミュニケーションがとれました。