日本には技術開発の力がある。
そんなことを思っていたのは昔のこと。
次々と外国が追い越していくような現在、この本には私自身びっくりしました。
義手・義足、世界一小さな歯車、呑みこめるカプセル型内視鏡カメラ。
これは、日本人ならではのこだわりの産物。
そして、社会貢献を目標とした産物だと思いました。
難民支援を続けている富士メガネは、メガネづくりの技術や、こだわりだけではなく難民たちにメガネを無料提供し続けています。
単に技術に対する執着だけではなく、社会に寄与することを大事にしている会社。
働くということが、決して自分のためだけや、収入のためだけではない、と教えられました。
大きくても会社を守るために不正を行ったり、利害に固執する会社がある中で、とても清々しい気がしました。
あまり知られていないところに、素晴らしい職場があることを感じます。
子どもたちとともに、目からうろこ状態の本でした。