作者の献辞に「どんなことにもひるまないで生き、とりわけ あの世への旅だちをおそれなかった母へ」とあります。
誰にも必ずある旅だちを、作者のお母さんのように、絵本の中のゾウさんのように、自然なこととして受け入れられたらいいな思います。
願わくばその時、ネズミさんのように、寄り添い、手助けしてくれ、「だいじょうぶだよ」と声をかけてくれる人がそばにいてくれたら有り難いな、と思います。
普段に読むというよりも、何かきっかけがあり、子どもたちと一緒に「死」への理解を深めたい・・・、そんな時に、読みたい絵本です。大事なことを教えてくれる絵本です。