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父のふるさと 作:立松 和平
出版社:河出書房新社
税込価格:\1,046
発行日:1996年08月
ISBN:9784309731155
評価スコア 4
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みんなの声 総数 1
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  • 児童物語にしては、起伏があるドラマチックなお話です。

    自分の夢を生かすべきか、親の言うように有名校を目指すべきか、受験生の信一が精神的に追い詰められて家出した先は、父親のふるさと。
    自分を息子と間違えてしまう祖父の中に、親が息子を思う心を見つけました。
    祖父は一人取り残されても、息子に期待しつつ懸命に仕送りを続けながら、息子が帰ってくることを心待ちにしていました。

    そこにやってきた信一の父親もまた、親でありながら、息子としての自分を見つけました。
    子どもに何を期待するのだろう。
    自分の生き方は何だったんだろう。
    ふるさとがあることも素晴らしいことです。

    親子三代が中心ですが、この物語にはもう一人の登場人物が大きな存在です。

    信一の通う中学校の南先生。

    生徒たちを指導しながら、自分も生きる道をどこかで踏み外してしまったようで、落ち込んでしまった、等身大の人間です。
    信一家族との関わりで、自分も自分の生き方を見つめ直すのです。

    完璧な自分の人生なんてない。
    人にも完璧な生き方なんてない。
    自分の生き方について、考えさせられてしまいました。

    投稿日:2012/05/16

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