前作で滅びた王朝の王女と判明したララ。聖魔の魂である竜の姫、テジャを偶然拾い、ビベカのもとへ届けることになるララとバビロン。魔女ビベカの孫ナージスと出会って、旅の仲間が4人に増えます。
途中、出会った父娘との出会いでもララって大人だと思えます。ララは10歳なのに、大人を一喝する度胸とその正しい理論。娘にもこう育ってほしいです。それに、食堂で通りすがりの人におどかされても「ミミズの肉でも上手ければ良い」と言うララの堂々としたところ、好きです。
作品中、随所に出てきますがこの作家さんは決まった美辞麗句を言わず、リアリティがあるので、ファンタジーながら大変に面白いです。