ある朝、「もう少し寝てていいよ。」とママの声。
園バスが動かないから、幼稚園はお休みです。
外にも出られず、ママのお買い物も取りやめにして、親子で遊ぶ一日。
出張のパパも、雪で帰ってくることができません。
雪が降り、いつもとは違う時間が流れ、全体的に暗い色で描かれた一日。
表紙の、窓の外を眺めるうさぎさんの絵から、どこか森のなかのお話かと思えば…
園バスといい、団地住まいという設定が、なんだかとっても身近に感じることができました。
一年に何度かしか雪の降らない場所に住んでいると、同じような経験があり、不便なこともあるこんな一日が、とても新鮮に思えます。
雪がやんだら、外に出て、雪と触れ合いたい、たとえ、それが夜であっても…
よくわかりました。