カブトムシのかぶとんが、クヌギの木の甘い汁をぺろんぺろんと
食事をしていると、大きなカブトムシがやってきて、横取りされて
しまいました。そんな大きなカブトムシが、木の下敷きになってい
る時に、ありじいさんから特訓を受けてるかぶとんが、助けようと
木の隙間に入って、かぶとんは、ゆっくり息を吸い込むとお腹に
「うーんしょ」と、力いっぱい踏ん張りました。木がほんの少しだけ
持ち上がって、クワガタの兄弟やほかのむしたちも加わって木を
動かして助けてやりました。意地悪された大きなカブトムシにも
親切にしてあげてかぶとんは、優しいなあと思いました。みんな
で仲良く木の汁を「ペロン ペロン」となめれて、かぶとんも強くな
れてよかったなあと思いました。